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一生懸命やっている者には最大限の敬意を払え

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┃\/┃   ☆雇用システム研究所メールマガジン☆
┗━━┛                             第76号
                               2008/10/16
           http://www.koyousystem.jp
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  秋も深まり、各地では恒例の紅葉も見ごろとなってまいりました。
  みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

  雇用システム研究所メールマガジン第76号をお送りします。  

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  □ 目次

  < 一生懸命やっている者には最大限の敬意を払え >

  ■自分を棚に上げてもいいから、苦言を呈すべし
  ■「オレはいつもみんなを見ているよ」


  ■[編集後記]         (編集長 白石多賀子)

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 一生懸命やっている者には最大限の敬意を払え
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 今回も、慶応高校野球部のチームづくりに関する話です。

 前回、同校野球部では、メジャー選手への建設的批判となる「声出し」を、マイナーの選手の重要な役割として課している旨、お話しました。自分を棚に上げてもいいから、試合に勝つために言うべきところは言う。嫌われるのを覚悟で苦言を呈する。自分でやって50、人にやらせて50。あわせて100の力になるのだと。
(注:同校ではレギュラーを「メジャー」、補欠を「マイナー」と称する)。

 それにしても、在学中に試合への出場機会が得られるかどうかわからないマイナー選手が、どうしてそこまでチームの勝利のために献身できるのでしょうか。

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 ■■■ 自分を棚に上げてもいいから、苦言を呈すべし ■■■ 
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 実は、同校の上田誠監督も“マイナー”だったのです。慶応大学の野球部在籍中、試合の打席に立つことは一度もなく、だからこそ、試合に出られない者の気持ち、ベンチに入れない者の気持ちを十二分にわかっているのです。

 大学を卒業後に高校の教員となり、野球の指導者としての道を歩みだしてから、上田監督は根性中心の野球の限界に突き当たりました。同じことをしていたら伝統の強豪校には絶対に勝てない。どうしたら勝てるチームを作れるか――を考え抜いた挙句、たどり着いたのがアメリカ野球だったそうです。その技術、理論、そして「1点取られても取り返せればいい」という加点主義の哲学。
それを貪欲に吸収し、アメリカ留学も経て、「エンジョイベースボール」という独自の野球の境地を編み出しました。

 そのなかで、上下関係が厳しく、監督が選手に絶対服従を強いる精神風土には、はっきり異を唱えました。

・やっていることが、一つひとつ勝利に向けて理に適ったものとなってない
(例:一年生ばかりに雑用を課すと、一番練習を積むべき時期に
 練習に充てる時間がなくなり、成長の芽を潰してしまう)

・言われたことだけを何の疑問を持たずにやってきただけの選手は、ただ指示を待つだけで、一人になったときに自分で何をしていいのかわからない、そういう大人になってしまう

 そして、上級生も下級生もない、メジャーもマイナーもない。みな平等だという哲学を明確に打ち出します。

│試合にあまり出ていない部員たちに私がよく言うのは、
│「同じ額の部費を払っているのだから、みんな平等だ。
│ 言いたいことを言え」
│ということです。
│また、全員には繰り返しこう言っています。
│「たとえレギュラーであれ、そうでない部員であれ、
│ 一生懸命やっている者には最大限の敬意を払え」と。

       (上田誠著『エンジョイ・ベースボール』NHK出版生活人新書)


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 ■■■ 「オレはいつもみんなを見ているよ」 ■■■ 
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 そうはいっても、「平等」という言葉はえてして絵に描いた餅となってしまいがちです。そのときの「見捨てられ感」は、部員たちのモチベーションを損なってしまうでしょう。そうなると、チーム全体が引きずられてしまいかねません。 

 どのようにクリアしているのでしょうか。

 上田監督は、マイナーの中からやる気があって高評価の選手をベンチ入りさせ、試合に出してみるのだそうです。これでヒットを打ったり、いい守備をしたりすると、普段の努力を知っているマイナー選手たちが、本人以上に歓喜するのだとか。メジャーでなくても、必死に努力していれば、先輩やコーチが見てくれている。上達すれば評価してくれる。だからがんばろう、というふうに気合いの入り方も変わってくるのでしょう。

 そうなると、メジャーの選手たちもうかうかできなくなり、部全体が活性化するようになるのだそうです。

│監督である私の目の配り方は、レギュラーとそれ以外の部員では、
│当然差があります。しかし、それを仕方のないことだと思っていては、
│監督失格ではないでしょうか。
│監督としてオレはいつもみんなを見ているよ、という姿勢を常に示し、
│実際にそうする必要があります。
      (上田誠著『エンジョイ・ベースボール』NHK出版生活人新書)

 上田監督は、公式戦後の時間の合間をみて、監督自らマイナー選手を徹底指導したり、マイナー選手間の紅白戦の主審を担ったりして、有言実行を貫いているのだそうです。


  *      *


 正当に評価がなされていると信ずるに足る公正な処遇、いつも目をかけてもらっていると思わせられる声かけや指導、時々開かれるチャンスの扉……。そういった諸々が、マイナー選手たちの心に響いているのでしょう。
 いろいろな働き方が混在する今日の職場にあって、参考にできる視座は少なくありません。                      (福島 敏之)




編┃集┃後┃記┃
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 先日、机の引き出しを整理していたら、開業したころ先輩から借りた“セールスの成功”関係の本から抜粋したメモが出てきました。
本の題名・著者名は不明ですが、そのメモには鉄鋼王アンドリュー・カーネギーのエピソードが書かれていました。

「成功者づくりの名人として有名なナポレオン・ヒルが一介の新聞記者だった頃に、カーネギーから世界最初の成功の哲学を創りあげるチャンスを与えられます。それはカーネギーの紹介状を携えてアメリカの成功者たちにインタビューし、その体験談から普通の人にも活用できる成功の仕方を体系化するものでした。
ヒルが『やります。是非やらせてください。』と決断するまでに29秒でした。

カーネギーはストップウォッチを持って1分以上決断を要するときはやらせないつもりであった。」

 近年、採用面接での質問にテキパキと答え反応がよいのでと採用した社員が、実際の仕事になると反応は鈍くミスも多い等で、現行の面接方法に悩まれている方がいらっしゃいます。そんなときには「最近の学生は、適性検査と面接試験は既に分析しているため即答できますので、予想外の質問をすると反応がわかります。」とお話しをしていました。

 人生の決断ですら1分以内ですから、面接や日常業務に対する回答は30秒以内でしょうか。皆さんはどう思われますか?                (白石)


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 発行者  雇用システム研究所 代表 白石多賀子
     東京都新宿区新小川町9番5号畑戸ビル   
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